間取りもデザインも多様化している賃貸アパート。まずは条件を絞って気になる物件をピックアップしてみよう

賃貸物件を借りる際に絶対譲れない条件とは?

まず、建築されてから何年経ったかという築年数が重要です。新築でなくても良いのですが、築年数が15年以上の物件は、リノベーションが済んでいるか確認しましょう。リノベーションが済んでいれば、内装も外装も新築同様の雰囲気を取り戻せます。階数も大切です。階上に他人が住んでいると、天井に足音が響くこともあり、音に敏感な人は注意しなければなりません。階数が3階以上なら、エレベーターが付いている物件がおすすめです。ただし、居住者が多い大規模な賃貸マンションなどは、エレベーターが複数ある物件を探しましょう。

毎日通勤する人は、駅近かどうかも重要なポイントです。自転車で最寄り駅まで行かなければならない距離だと、駅前の月極め駐輪場の空き具合も問題になります。日当たりも十分あるかチェックしましょう。南向きが理想的ですが、東向きの物件でも日当たりが良いものが多いです。

間取りやデザインで注意したい点

部屋のデザインにも注意しましょう。まず、キッチンとダイニングがつながっていて、広々したスペースを確保できる物件が望ましいです。家具を置いていない部屋を内見すると、キッチンとダイニングが別々でも狭く感じませんが、テーブルや椅子を入れて住む段になると、手狭に感じることが少なくありません。また、収納の数や広さにも注目しましょう。収納はできるだけ多く、隣室との仕切り部分の壁に設置されている物件が好ましいでしょう。隣室との仕切り部分に収納があると、防音効果も期待できるのです。

収納が多いほど、タンスや棚といった家具を減らせて部屋を広く使えます。バスとトイレが別になっている点も大切です。バストイレが一体化したユニットバスは、湿気対策や清掃が大変なので、できれば別々の物件を選びましょう。