アパートのデメリット・騒音問題。悩まないためには選ぶ部屋の位置が大切

同じアパートでも部屋の位置により騒音の伝わり方が異なる!

アパートは木造や軽量鉄骨などの構造の建物が多いですが、木造だからうるさいということにはなりません。壁材や壁の厚みなど、また、使用する床材などによっても音の伝わり方が異なります。賃貸物件を探すときは、同じアパート内でいくつかの部屋が募集に出ているときは、部屋の位置にも注目してみましょう。同じアパートでも階数や部屋の位置により家賃が若干異なっていることが多く、住みやすい部屋ほど家賃が高めに設定されているのです。つまり、家賃が高い部屋のほうが騒音にも強いことになります。たとえば、高速道路や幹線道路などの交通量の激しい道路沿いでは、少しでも離れた位置にある部屋のほうが静かになります。また、下の階よりも、最上階のほうが頭上から聞こえる物音がしないため静かです。そして、両隣に挟まれた部屋よりも角部屋のほうが隣室から聞こえる物音は軽減されます。

静かなのは表通りから離れた最上階の角部屋!

さまざまな条件を考慮すると、1階よりは最上階のほうが頭上からの物音がしないため静かです。ただし、最上階でも目の前に階段がある場合は上り下りの足音が響くことがあります。エレベーターがある場合は、モーター音が気になることもあるでしょう。外の道路に近い側も、車の通行音や人の話し声がダイレクトに伝わります。ただし、音は風で上に上がって聞こえることもあるため、2階でも道路側はうるさく感じるかもしれません。両側に人が住んでいる場合は、中の部屋もかなり生活音が響くこともあります。一番静かな環境で生活できるのは、最上階の階段から遠い一番奥の角部屋ということになります。一般的に一番家賃が高いのも最上階の角部屋です。周囲の環境にもよりますが、いくつか部屋が空いているなら一番狙い目といえるでしょう。